2008年製のVAIOをLinux Mintで現役復帰させてみた【古いPC再生①】
Namiki Associatesでは、最近あえて古いパソコンも使いながら、LinuxやAIを活用したIT環境づくりを試しています。
今回使ったのは、2008年頃のSONY VAIOです。
CPUはPentium Dual-Core E2200、現在のメモリは約4GB。
購入してからかなり時間が経っているため記憶が少し曖昧ですが、メモリは途中で増設した可能性があります。また、ストレージはSSDへ交換しています。
つまり、購入当時の状態のまま使っているわけではなく、必要に応じて少しずつ手を入れながら使ってきたパソコンです。
それでも、もう18年近く前の機械です。
そんなVAIOにLinux Mintをインストールしてみると、意外なほど普通に使うことができました。
「古いから使えない」とは限らない
もちろん、最新のパソコンと同じ性能を期待することはできません。
Webブラウザーで大量のタブを開いたり、重い処理を同時に動かしたりすれば、メモリ約4GBの限界はすぐにやってきます。
一方で、
- Web閲覧
- メール
- 文書作成
- ターミナル操作
- SSHによるリモート作業
といった用途であれば、まだ十分使えます。
今回あらためて感じたのは、「古いPC」というだけで一律に廃棄を考える必要はない、ということでした。
SSDへの交換やメモリの増設、そして用途に合ったOSを選ぶことで、まだ仕事をしてもらえる機械はかなりありそうです。
CinnamonからXFCEへ
最初はLinux MintのCinnamonデスクトップを使っていました。
Cinnamonは見た目も分かりやすく、普段使いにはとても使いやすいデスクトップ環境です。
ただ、このVAIOはメモリが約4GBしかありません。
そこで、もう少し軽量なXFCEへ変更してみました。
結果として、起動後のメモリ使用量はおおよそ
約1.3GB → 約1.0GB
となり、約300MBの余裕が生まれました。
300MBという数字だけを見ると、それほど大きく感じないかもしれません。
しかし、総メモリが4GB程度しかない古いPCでは、この差は意外に大きな意味を持ちます。
ブラウザーなど、実際に使いたいアプリケーションへ回せるメモリが増えるからです。
古いPCほど「何を入れるか」が大切
今回の経験から、古いPCを再利用するときには、単純に「Linuxを入れれば軽くなる」と考えるより、
そのPCの性能に合わせて環境を選ぶ
ことが大切だと感じました。
実際、Namiki Associatesで使っている別の古いiMacでは、Linux Mint Cinnamonをそのまま使っています。
こちらはメモリに余裕があり、Cinnamonでも特に問題を感じていないためです。
つまり、
「古いPCだからXFCE」
と決めてしまう必要もありません。
CPU、メモリ、ストレージ、そして実際の用途を見ながら、その機械に合った構成を選べばよいわけです。
「買い替える」以外の選択肢
今回のVAIOは、Linuxを入れただけで突然蘇ったわけではありません。
SSDへの交換や、おそらくメモリの増設など、長く使うために少しずつ手を加えてきました。
そして今回、Linux Mintを使い、さらにCinnamonからXFCEへ変更することで、現在の性能に合わせた環境へ整えました。
古くなったパソコンに対して、
「遅くなったから買い替える」
だけではなく、
「今ある機械を、用途に合わせてもう一度整えてみる」
という選択肢もあるのだと思います。
もちろん、すべての古いPCを再利用すべきだとは考えていません。
性能や消費電力、故障の可能性などを考えれば、新しいPCへ交換した方がよい場合もあります。
大切なのは、年式だけで判断するのではなく、実際の状態と用途を見て判断することです。
なぜ今、古いPCを試しているのか
単に古いパソコンを復活させること自体が目的ではありません。
Namiki Associatesでは現在、Linux Mint、Nextcloud、Tailscale、SSHなどを組み合わせながら、小規模な会社でも無理なく使えるIT環境を実際に試しています。
最新の高価な機器だけを前提にするのではなく、
「今あるものを、どう安全に、長く、実用的に使うか」
という視点も大切だと考えています。
古いPCをLinuxで再生する取り組みも、その実験の一つです。
そして、このVAIOは単なる「復活した古いパソコン」では終わりませんでした。
次回は、古いiMacにもLinux Mintを導入し、複数のPCを事務所の実務環境へ組み込んだ取り組みをご紹介します。


